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眼科用語

眼科のカルテに頻出する略語も辞書に掲載されていないことが多い。よく見られるアブレ略語を以下に列挙する。

AC:anterior chamberの略,前房
Acc:accommodationの略,調節
AL:axial lengthの略,眼軸長
CCC:continuous curvilinear capsulorhexisまたはcontinuous circular capsulorhexisの略,連続環状嚢切開
CD:choroidal detachmentの略,脈絡膜剥離
Conv:convergenceの略,輻湊,輻輳,内よせ
DLR:direct light reflexの略,直接対光反射
Fd:fundusの略,眼底
FM:Flumetholonの略,フルメトロン
GP:Goldmann perimeterの略,ゴールドマン視野計
HFA:Humphrey Field Analyzer(商品名)の略,ハンフリー視野計
Hirsch:Hirschberg testの略,ヒルシュベルグテスト
IA:irrigation and aspirationの略,灌流吸引
JB:Jetzig Brilleの略,現在の眼鏡
MH:macular holeの略,黄斑円孔
n.c.:non corrigunt(corrigible)の略,矯正不能
NS:nuclear sclerosisの略,核硬化
orth:orthophoriaの略,正位
PH:pinholeの略,円孔板,ピンホール
RB:retinal breakの略,網膜裂孔
PPA:peripapillary atrophyの略,乳頭周囲萎縮
VK:Vorderkammer(独語)の略,前房
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by charttranslator | 2005-04-24 22:19 | 眼科 | Comments(0)

LOC

LOCはlevel of consciousness(意識レベル)の略である場合と,loss of consciousness(意識消失)の略の場合がある。しかも,どちらもよく似た状況(救急搬送)でカルテの冒頭に来ることが多いので要注意だ。
しかし大抵は前後の文脈で判断できる。

〔例〕LOC:clear→意識レベル:清明  

〔例〕QQ車にて搬送,LOC,LR(-)→救急車にて搬送,意識なし,対光反射なし

loss of consciousnessはほとんどの辞書に載っているが,level of consciousnessは掲載されていないことが多い。
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by charttranslator | 2005-04-18 22:44 | カルテ解読のヒント | Comments(0)

CPとpap

あるカルテに「症状はCPで改善」とあった。医学略語辞典では略語がCPとなる用語は数多く載っているがどれも当てはまらなかった。ネット検索でも同様であった。ところがカルテの後ろの方にMS冷CP200g×3Pという記述があった。そう,CPは湿布の略であった。CPの「シーピー」と湿布の「しっぷ」の音が似ているためと思われる。確かに漢字で湿布と書くのは面倒だし,「しっぷ」や「シップ」と書くと格好悪い。
一方,湿布(またはパップ剤)のことをpapと表記することがある。pap(略語ではない)を辞書で引くと「パン粥」となっている。そしてパップ剤は辞書ではcataplasmやpoulticeとなっている。つまり,辞書の上ではpap=パップ剤にはならない。もともとパップ剤は,粥状にした薬剤を布かなにかに塗りつけ,それを患部に当てていたそうなので,日本語の「パップ剤」の語源がpapであることは不思議ではない。
このあたりの語源や湿布とパップ剤との関係などに詳しいサイトがある。「パップ剤」でグーグル検索するとすぐに見つかる。
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by charttranslator | 2005-04-17 10:41 | 俗語 | Comments(0)

反射

反射の略語は短いものが多く,正解にたどりつけないことがあるが,外傷患者のカルテで以下の条件を満たしていれば,反射に関するものと見て間違いない。

・SOAPのO(客観的情報)のところに記載されている。
・近くにMMT(徒手筋力検査)の記述がある。
・近くに握力や大腿周径の記述がある。
・略語の最後の文字がR

BBR:biceps brachii reflex  上腕二頭筋反射
BR:biceps reflexの略  上腕二頭筋反射  BSRと表記されることもある
BRTR:brachioradialis tendon reflex の略  腕橈骨筋腱反射,腕橈骨筋反射
Hof:Hoffmann's reflexの略  ホフマン反射  カルテでは近くにトレムナー反射(Troemner's reflex,oeはoウムライト)も記載されていることが多い。
LR:light reflexの略  対光反射
TR:triceps reflexの略  上腕三頭筋反射  TSRと表記されることもある
TR:tendon reflexの略  腱反射
UR:ulnar reflexの略  尺骨反射
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by charttranslator | 2005-04-14 20:09 | カルテ解読のヒント | Comments(0)

MRIに関する略語

最近のカルテではMRIの所見がよく記載されているが,MRI用語はまだ市販の医学辞書に掲載されていないものが多い。しかし,MRI所見は放射線科の医師が読影し,その結果を他科の医師(主治医)に向けて報告するのが通例のようで,放射線科だけで通用するような専門用語はそれほど多くない。私が遭遇した主な略語を以下に列挙する。

AX:axial sectionの略 軸位断,水平断
B-FFE:balanced-fast field echoの略 正式な日本語訳は見つけられなかった。
DR:dynamic range の略 ダイナミックレンジ
FLAIR:fluid attenuated inversion recoveryの略 正式な日本語訳は見つけられなかったが,「フレア画像」「フレア撮像」あるいは単に「フレア」と,略語の読みで用いられることが多いようだ。IR(inversion recovery,反転回復法)の一種らしい。
FSE:fast spin echoの略 高速スピンエコー
high:high intensity(またはsignal)areaの略 高信号域
low:low intensity(またはsignal)areaの略 低信号域
SAG:sagittal sectionの略 矢状断
SE:Spin Echoの略 スピンエコー
SI:signal intensityの略 信号強度
T1WI:T1 weighted imageの略 T1強調画像
T2WI:T2 weighted imageの略 T2強調画像

MRI用語に関しては充実したサイトがグーグル検索ですぐに見つかるので,詳しい意味はそちらで確認していただきたい。
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by charttranslator | 2005-04-12 21:30 | カルテ解読のヒント | Comments(0)

ガーゼ(包帯)交換

外傷後や手術後にはガーゼ(包帯)交換を示す略語がよく見られる。
GWがGaze Weckselの略であることは有名だが,VW(Verband Wecksel),GC(gauze changing),DC(dressing change),CD(changing dressing),GE(gauze exchange)なども用いられる。また,「G交」という表記も多い。
ドイツ語で「交換する」という意味のaustauschenを略してAUSとしているカルテもある。アウスと言えば一般的には人工妊娠中絶(Ausraeumung,aeはaウムラウト)のことを指すので,最初はびっくりした。患者は男性だったので。

〔例〕aus:wound wet → ガーゼ交換:創部は湿潤
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by charttranslator | 2005-04-09 11:49 | カルテ解読のヒント | Comments(0)

理学療法の略語

理学療法にまつわる略語は市販の医学略語辞典に載っていないことが多い。

MSEはmuscle strengthening exerciseの略で,筋力増強訓練
AKAはarthrokinematic approachの略で,関節運動学的アプローチ
Trはtractionの略で,牽引
dyjocはdynamic joint control(training)の略で,動的関節制動訓練
DFMはdeep friction massageの略で,深部摩擦マッサージ
STMはsoft tissue mobilizationの略で,軟部組織モビライゼーション(軟部組織モビリゼーション)
STMはsoft tissue manipulationの略という説もあるが,その正式な日本語訳は知らない

例えばカルテの理学療法の箇所に,P:MSE,AKA,pully と書いてあったとしたら

プログラム:筋力増強訓練,関節運動学的アプローチ,プーリー運動

という意味である。

医師がカルテによく用いるSOAPのPはプラン(治療計画)だが,理学療法でのPはプログラムを指すことが多いようだ。
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by charttranslator | 2005-04-06 23:26 | カルテ解読のヒント | Comments(0)

圧をかけたら圧痛

カルテではTd(TD),Tn(TN),De(DE),Ds(DS)など,圧痛を示す略語が多く見られる。
Td,Tnはtendernessの略語,DeはDruckempfindlichkeit,DsはDruckschmerzの略語である。
略語だけが単独で出てくるとわかりにくいが,圧痛のある部位が併記されていることが多い。
あるいは下図のように矢印でTd(+)などと書かれていたりする。
あるカルテにどう考えても圧痛らしき箇所にTOPと書かれていた。いろいろ調べてもTOP=圧痛を確認するに至らなかったが,英語でtenderness on pressureという表記が多く見られることに気づいた。これの略語ならTOPとなる。しかし,tenderness on pressureを直訳すると「圧をかけたときに圧痛」ということになる。「夢を夢見る」ようなものか。d0003249_23465562.gif
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by charttranslator | 2005-04-04 23:49 | カルテ解読のヒント | Comments(0)