理学療法にまつわる略語は市販の医学略語辞典に載っていないことが多い。
MSEはmuscle strengthening exerciseの略で,筋力増強訓練
AKAはarthrokinematic approachの略で,関節運動学的アプローチ
Trはtractionの略で,牽引
dyjocはdynamic joint control(training)の略で,動的関節制動訓練
DFMはdeep friction massageの略で,深部摩擦マッサージ
STMはsoft tissue mobilizationの略で,軟部組織モビライゼーション(軟部組織モビリゼーション)
STMはsoft tissue manipulationの略という説もあるが,その正式な日本語訳は知らない
例えばカルテの理学療法の箇所に,P:MSE,AKA,pully と書いてあったとしたら
プログラム:筋力増強訓練,関節運動学的アプローチ,プーリー運動
という意味である。
医師がカルテによく用いるSOAPのPはプラン(治療計画)だが,理学療法でのPはプログラムを指すことが多いようだ。